今の世界じゃ、ホモサピエンスはお金を稼ごうと頑張ってる。
でも、こうは思ったことはないかな?
「お金ってなんなん?」
「お金って何か」疑問を持ちだした時、まず一番初めに読むべき本。それが、『父が娘に語る経済の話』なんよ。
魅力その一 経済の本質をちゃんと語ってる
当たり前なようで超重要ポイント。
なんなら経済学者や有名な組織でも、ここを間違えてたりする。
お金は物々交換から生まれたわけじゃないし、お金そのものは有限じゃない。
このチョー基礎的なところを分かっておかないと、その辺の経済学者や財務sy。
・・・。
・・・・・・ゴッホン。とにかく良いようにあしらわれちゃうんよ。
で、この本はその基礎を分かりやすく教えてくれてる。だからこそ、オススメしたい。
魅力そのニ 分かりやすい
娘に語ると書いてるだけあって、本当に分かりやすい。専門用語がほぼほぼ出てこない。
経済に限らんけど、その道のプロが書いた本は専門用語で溢れがち。やのに、ちゃんと分かりやすい。
しかも、何も知らない人にまず伝えないといけない本質を伝えてる。
文句なしに素晴らしい。
魅力その三 著者が誰か
この本の著者である、ヤニス・バルファキス氏はすごい経歴の持ち主なんよ。
アテネで生まれ、経済学者になり、さらには財務大臣を勤めた。それも、ギリシャが経済破綻した時に、財務大臣を勤めたんよな。
経済破綻ってのは、国の経済が大ダメージを食らった状態のこと。
国の経済がやられると、個人のお財布事情もやばくなる。
そんな時に、国の財布を握るトップに躍り出た。
お辛すぎると思うの
でも勘違いせんとって欲しい。
大変な状態で財務大臣になったという経歴があるから、この本を薦めるわけじゃない。
自分がこの本をオススメするのは、その辺の連中と違って「ダメなことはダメ」って言ったという経歴があるからでもあるで。
具体的には、ヤニス・バルファキス氏は緊縮財政に反対したんよ。
なんで、緊急財政はギリシャの経済破綻においてダメなのか。これは、ちょっと本題から逸れるからまた記事を書くね。
記事書くから、ちょいと待ってな。
読むべき人は…
- 経済の話が苦手な人
- 経済の一番重要なポイントを知りたい人
- 「お金はなぜ価値があるか?」と「信用創造とは何なのか」に答えられない人。
この本はホントに、経済を知るうえでの初めの一歩。
経済や金融関係に突き進む前に、知っておくべきことが書いてある。
初歩中の初歩だからこそ、内容を理解してるだけで世界の見え方が変わるよ。
読まない方がいい人
- 経済の話に興味がない。
- もうちょっとレベル高めな内容がいい
- 「お金はなぜ価値があるか」や、「信用創造が何か」分かってる。
興味ないことを押し込んでも苦痛でしかないからね。
それと、既に基本を押さえてる場合。
具体的には、お金はなぜ価値があるか、信用創造。この二つについてちゃんと語れるなら、必ずしもこの本を読む必要はないで。
まとめ
「経済について勉強してみたい…!でも、基本のキも分かんねえ!」
そんな時に役に立つのが、『父が娘に語る経済』なのよ。
小難しい言葉を使わなくても、伝えたいことは伝わる。そんな当たり前を実感させてくれる、素晴らしい名作やで。
参考文献・参考情報
父が娘に語る経済 ヤニス・バルファキス
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