歴史のなかじゃ、ゾッとするような出来事もある。例えば、洗脳とかな。
1900年代からの洗脳をめぐる出来事を知りたいなら、『洗脳大全』がオススメやで。
魅力① 洗脳をめぐる、さまざまな事例が載ってる
この本では興味深いことに、色んな洗脳関連の事件が載ってるんよ。
例えば、ソ連が行った拷問。
中国にあった、再教育収容所なるもの。
意外に思われるかもしれんけど、洗脳と共産主義はガッツリ結びついてる。やから、共産主義について語ってる本を読んどくと、なおよろし。
誘拐事件での、人質の心理。
CIAが資金提供した、悪趣味かつ倫理ゼロな実験。
新興宗教での集団自殺。
フツーに生きてたら、間違いなく知りにくい事例ばっか集まってる。
こんな寄せ集め洗脳コレクション、中々ないんじゃねえかな。
「洗脳」って言葉を嫌がる人は多いんやろうけど。過去に起こってしまってる以上、知っておいたほうが身のためやとは思う。
魅力② いかにして人は洗脳されるかが分かる
残念ながら、人類の歴史において洗脳は珍しいことじゃないんよ。
じゃあ、どのようにして人は別の考えを盲信するようになるんやろ。どんな薬、どんな環境におけば、都合のいい人間に作り変えれるんやろね?
そもそも本当に、「洗脳された」と言い切れるのか・・・?
洗脳をする動機は何か、なんで洗脳をやりたいのか、どうやるものなのか。
そこに興味を持ってるなら、是非読むべきやな。
魅力③ 未来での洗脳を考える足掛かりになる
この本の13章では、最新の研究について書いてある。
脳みそに・・・。
最新の技術がめっちゃ進んでることを実感したうえで、過去に起こった数々の出来事を思い浮かべてほしい。
で、考えてみよう。
自分たちには一体、何ができるんやろう?
問題は根深い。
やから、答えはすぐに出てこうへんと思う。それでも、時間をかけて考え抜いてほしい。
洗脳は、ごく身近にあるもんやから。
読むべき人
- 洗脳に興味がある人
- 洗脳されていく人間の心について気になる人
- 科学の負の一面を知りたい人
洗脳はなぜ行われたか、どのように行われたか、具体的にどのような手段で行われるのか。
この三つのどれかが気になるんなら、読むべきやな。
読むべきじゃない人
- 洗脳に興味がない人
- 洗脳されていく人間の心なんてどうでもいい人
- 科学の負の面に興味がない人
まとめ
洗脳ってのは、中々ダークな話題やね。
やからこそ、意外な事実がポロポロ出てくるんやろなあ。
参考情報・参考書籍
『洗脳大全』 ジョエル・ディムズディール 松田和也 訳
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